かがわ冷凍食品研究フォーラム等シンポジウム

 

香川県の食品企業を対象に、総合的な支援を実施することを目的として設立した、「かがわ冷凍食品研究フォーラム」(平成25年9月)及び「かがわ機能性食品等開発研究会」(平成25年7月)の主催により、第8回シンホジウムを合同で開催しました。

【目時】令和2年10月22日(木)13時30分~16時30分
【場所】サンメッセ香川(2階)中会議室(高松市林町2217-1)
【主催】かがわ冷凍食品研究フォーラム、かがわ機能性食品等開発研究会
【共催】公益財団法人かがわ産業支援財団
【後援】香川短期大学、香川大学、産業技術総合研究所四国センター
【参加者】56名(内訳:県内企業28名、支援機関等8名、講師4名、事務局16名)

【開催状況】
 かがわ冷凍食品研究フォーラム・竹安会長及びかがわ産業支援財団・大津理事長の開会挨拶の後、外部講師による講演3題、最後にかがわ機能性食品等開発研究会・田村会長の閉会挨拶の順で実施しました。
 講演内容は、食品企業に共通する「包装用フィルムの現状と動向」及び本年6月から完全実施される「HACCPの対策と食品衛生法の改正」でした。

講演①

【演題】バリアシュリンクフィルムを用いたガスパック包装による食品の消費期限延長と食品ロス削減並びに食品包装用ラミネートフィルムの動向
【講師】大倉工業株式会 合成樹脂事業部 商品化グループ
  商品開発課長     阪内 邦夫 氏
  ラミネート技術課長  筒井 淳浩 氏
【内容】前半は阪内講師より国内の食品ロスの現状を認識し、自社で取り組んでいる食品ロスの削減に貢献する消費期限の延長が可能なガスパック包装について講演いただきました。
後半では筒井講師より破袋、液漏れ、酸化劣化等を防止するための機能性を持たせた食品包装用ラミネートフィルムや、プラスチックフィルムによる環境問題に対応した単一素材でリサイクル可能なラミネートフィルムについて講演いただきました。
 参加者からは時代の要請に前向きに取り組んでいる、新しいバリアパックの形体が知れてよかった等の意見がありました。

講演②

【演題】HACCPを活かす考え方とやるべきこと
【講師】 公益社団法人香川県食品衛生協会
    専務理事(兼)事務局長  松本 幸三 氏
【内容】松本講師からは食品取扱施設における食品の安全性の向上、食中毒や異物混入などの食品による事故の減少を目的とするHACCPと一般衛生管埋の考え方を通して、企業が取り組むべき方向性について講演いただきました。参加者から、HACCPを難しく考えていたがそうでもないことに気づいた、取得しているがとてもわかりやすい説明だった等の意見がありました。

講演③

【演題】食晶衛生怯改正について
 ―HACCPの制度化、営叢許可制度の見直し、営業届出制度の創設等―
【謂師】昏川県健康福祉部生活衛生課食品衛生グループ 
    主任  池田 光広 氏
【内容】池田講師からは食品衛生法改正の概要とHACCPに沿った衛生管理の制度化の導入、営業許可制度の見直し、営業届出制度の創設が施行されることから対象となる業種等の説明がありました。参加者からは、非常に解りやすい説明だった、再度確認ができた等の意見がありました。